荒汐部屋 目次

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福轟力(幕下西33枚目:5勝2敗)

先場所大負けして番付下げての場所だったんで,今場所は勝ちにこだわらず,内容重視で,相撲を楽しむくらいの気持ちで取ってきました。

(注:とか言っても,気迫・気合はいつも以上に凄かったですが。)

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今場所は今すぐ十両とかそういう位置じゃないし,気持ちもラクに取れて,それなりに体も動いてくれてたんで,良かったと思います。課題にしていた立ち合いからその次の攻めも流れが良くなってきたと思います。でも新たな課題に取り組んでいて,そっちの方は前よりは全然良くなってきたと思うんすけど,まだまだっすね。そういう意味では,得られる物があった反面,新たな課題が見つかった場所でもありました。

場所前は関取との稽古で毎日フルパワー全開でした。番付が下の力士との稽古では,多少力出さなくても勝てたりしますけど,関取相手の場合,全力でいかないと相撲にならないじゃないですか。ま,とはいっても全然勝てないんですけど,おかげで体が一回り丸くなって,張りが出てきたと思います。ほら,どうっすか?ムキ・ムキ。

今場所は部屋のみんなが成績良かったし,関取も戻ってきてくれたし,良い場所になったと思います。自分も着実に前進してる感はあるんで,来場所も番付は気にせず,一歩一歩前に進んでいきたいと思います。

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剛士(幕下東55枚目:全勝優勝)

ありがとうございます。おかげさんで優勝することができました。

・・・なんですが,それが,優勝したって実感が全然沸かないんですよ。

今場所は全部の相撲で,前だー前だーって,ひたすら前に出れたんですよね。暑さで頭オカシクなった?って思うくらいに。

6番勝った後,周りから「優勝だー優勝だー」って言われて,さすがにその時は緊張して肩凝ってたんですよ。そしたら関取に「お前は55枚目で相手は15枚目。向こうは優勝と十両がかかってるから緊張するだろうけど,お前が緊張してどうするんだよ。実力的に負けてもともとなんだから,胸を借りるつもりで思いっきり当たってこい」って言われて。その一言で,ホント,肩の荷がスーっと降りて,気持ちがパーっとラクになったっす。言われた通り,相手は格上なんだから思いっきりいこうと思って。最後の相撲はホントにラクな気持ちで取れました。その「パーっと感」が今でも続いてる感じです。

今場所は,いくつかゲン担ぎをしてみました。場所前に,応援してくれてる人から名古屋の熱田神宮のお守りを頂いたんで,ずっとそのお守りを持って場所入りしました。あと,連勝スタートした時に,気付いたら,どちらも支度部屋で豊ノ島関の明け荷の後ろ使わせてもらってたんで,それから意識的に支度部屋では豊ノ島関の明け荷の後ろのスペースを使わせてもらいました。あとは,場所を通してヒゲなんかも伸ばしてみたりして。いやはや「ゲン担ぎ」なんて,剛士も力士っぽくなりましたね。

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あ,あと,この平成25年7月は,自分の,半生の,節目となる,出来事が,ありました。麻里子さま,卒業。あぁ・・・(涙,涙,涙)。←本気デス

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荒篤山(三段目西9枚目:2勝5敗)

今場所の自分の相撲に関してはホントによく分からなくって,とにかくホントに全然ダメでした。やっぱ初日からの4連敗は痛かったっすね。え?BS放送の解説者は相撲内容を誉めてた?いや,自分的には成績も内容も全部ダメでした。考え過ぎたのかな・・・よく分かんねぇ。

自分の相撲は,全然ダメでしたけど,今場所は関取の付け人として精一杯やった感じはあります。支度部屋に関取の明け荷が置いてあるのが嬉しくて,付け人やっていて楽しかったです。

初日の前の夜は,自分だけじゃなくて,同じ付け人の渡(大波)やリキさん(力山)も緊張で寝れなかったって,言ってました。付け人として失敗をしないようにとか,関取の相撲のこととか考えてしまって。場所入りの車の中では,名古屋場所中いつも運転手をしてくれてる方も含めて,みんなめちゃめちゃ緊張してて。そんな雰囲気の中で関取一人が楽しんでる感じで,「やめてくれよー。みんなが緊張してると俺まで緊張してくるよー(笑)」って,逆に関取に緊張をほぐしてもらいました。

会場に着いたら,大勢のお客さん達が入り口で待ってくれてて,関取に「おかえり!おかえり!」って言ってくれて。あれは,凄かったですね。自分のことのように,嬉しかったです。それと初日にあった関取の「大応援会」も,凄かったですね。お店に入りきらないくらい集まってくれて。やっぱり,自分の部屋の関取が応援されることは,嬉しいです。

今場所は関取の付け人としてやれることはやりきった感はあるんで,その点,すごく充実していました。

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