荒汐部屋 目次

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常川(序二段東48:4勝3敗)

うおー!やったー!って気持ちです。最高位というのに,場所前は頭の怪我もありましたからね。勝ち越しは目標というより夢でした。

結局その怪我で,場所前は3週間くらい稽古を休むことになりました。頭についてた「はんぺん」(大きなガーゼのこと)がようやく取れたのが本場所の一週間前です。追い込みで稽古しなきゃと思ったんですけど,全然勝てませんでした。やっぱり3週間稽古休むと筋肉が落ちるのを実感しました。

そんな状態だったので,場所前は「負けて当たり前」と思っていました。でも場所に入ったら「勝つぞー!勝つぞー!」とモチベーションをひたすら上げていきました。勝ち越しがかかった最後の一番は不安もありましたが,「勝つぞー!」という気持ちを強く持って臨みました。

来場所は更に最高位更新で不安もありますが,強い気持ちを持ち続けてやっていきたいと思います。

photo(写真:髷を結って一段と目元がキリッとした常川。)

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突光力(序二段西50:4勝3敗 勝ち越し)

勝ち越した嬉しさなんて1ミリもないっす。やっと終わった。それだけ。もっと勝たないと・・・いつまで経っても笑えないっす。

初日は190キロくらいあるデカイ相手に二番も相撲取りました。最初の一番は自分に軍配が上がったんすけど,取り直しになって。次の取組では押し合いから二本差してしまいました。しかも深く。それで両腕極められて,そのままスタミナ切れました。(以前痛めた)肘への恐怖感?全く無いっす!

場所前から体が元気で,ここ最近では一番体調良かったすね。応援してくれてる人からも「サポーターが取れて,見ていて気持ちがいい」って言ってもらいました。勝った相撲は全部一気に前に出れたっす。最後の取組で勝って勝ち越した時には,自分でもビックリするくらい大きな声援をもらいました。誰からの応援だったかは分かりませんが,「ありがとうございました!」と言いたいです。

photo(写真:荒汐部屋のアニキ的存在感がハンパない突光力。)

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飛騨野(序二段東54:4勝3敗 勝ち越し)

もう・・・ハラハラドキドキの五月場所でした。

2連敗で始まりましたから,その時点で勝ち越しが遠く彼方に思えたハラハラスタート。なんとか3勝3敗までこぎ着けての14日目。自分,常川,吉田さん(突光力)とジャスパーさん(荒篤山)の4人も勝ち越しがかかってた日。その日の朝なんか「居ても立ってもいられない」とはこの事で,座っていると萎縮してくるし,逆にゴソゴソしてるとテンパってくるし。こりゃあもう,早めに場所入りしようと思って,いつもより一時間も早く支度部屋に入りました。

入念にアップして,土俵に上がったら,土俵下には常川と吉田さんが見上げてて無言のプレッシャーが凄いし・・・。「ここは何とか自分が勝って'イイ流れ'を作らないと・・・」と思っていました。

その取組は,自分が押していって,相手の足が出るのを見てから倒れたんですけど,ちょっと際どい感じだったんです。先場所大阪で2回も物言いがついて,その2回とも差し違えで負けた悪夢が蘇って「どうか物言いつかないでくれ!」って祈りました。結局物言いは無かったんですけど,軍配が上がってから勝ち名乗りを受けるまでの数秒がもの凄く長く感じました。最後まで,ハラハラドキドキの五月場所でした。

まぁ,とにかく勝てて良かったです。親方から言われている悪い癖は相変わらず改善の兆しすら見えませんが,勝ち越せたことをせめてもの自信にしたいと思います。

大波:「なぁ,飛騨野!お前のコメントは面白くもおかしくも何ともないんだよ。もっと数字の取れるコメントしないと。視聴率稼げないだろ?ちゃんと俺を見習えよ。」

(周囲):「そう言うお前はどこの‘怪しいプロデューサー’なんだよ?」

photo(写真:酒やちゃ!酒やちゃ!祝いの酒ちゃ!いくらでも持ってこられ!と,威勢のいい飛騨野。)

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式守一輝(幕下格行司)

最近,だいたいコンスタントに午後1時頃の土俵を捌いています。本当に今場所はほぼ毎日と言ってもいいくらい1時には土俵に上がってました。「式守一輝」改め「式守一時」な~んて。どうですか?これ面白くないですか?(震)

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床光(五等床山)

今場所もたくさん勉強させてもらいました。お昼頃に時津風部屋に行って兄弟子が大銀杏を結うところを勉強して,その後国技館に行って,取組が終わった力士の髷を直しました。国技館を出るのは5時過ぎです。多い日は一門の力士,関取も含めて10人くらいの髷を直しました。まだ自分は髷を直すのに5分かかるので,兄弟子のように3分以内で直すのが目標です。

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