
メインメニュー:メニューを飛ばして記事へ。
森岡が2007年2月26日付をもって,引退しました。
森岡は,平成17年九月に入門して以来,順調に番付を上げ,一年で三段目7枚目まで昇進しました。大変多くのみなさまに応援していただき,声援は部屋随一だったかもしれません。しかし,その裏で本人は,様々な葛藤に苦しんでもおりました。
膝の故障で思うように出来ない稽古,22歳という年齢での入門からの焦り,また,最年長での新弟子という微妙な部屋での位置もあって,なかなか腹を割ってみんなに相談することも難しかったようで,常に不安や焦りとの独りでの戦いだった相撲生活だったように思います。この年頃なら誰もが通る道かも知れませんが,力士として一人前になるんだという不退転の決意で入門したからこそ,森岡の場合,その苦しみも余計に大きかったことでしょう。
かつて一度森岡は諦めかけたことがありました。ただ幸いなことに森岡には応援してくださる皆さんがいる。おかげで何とか立ち直り,そして相撲道に再びチャレンジすることができました。常日頃森岡は「実業団と違って,大相撲はほんまに多くの方々から応援してもらえて嬉しい」と言っていたのを思い出します。
しかし,そのとき荒汐と約束もしました。もう一度投げたら終わりだよ,と。相撲は個人の闘いですが,部屋というチームでの闘いでもあります。あきらめてしまった力士が一人でもいては,部屋としてやっていけません。何があっても相撲道だけに専念する,それを信じられなくなったなら,もう続けていくことはできないのです。
誰よりも相撲を熱心に研究し,よく考えた稽古をしていた森岡の姿に,多くのみなさんが感動し,声援を送ってくださいました。何にも頼らないで,森岡自身の力で,ここまで人の心を動かすことさえできたんだという,自分自身への自信と誇りをもっともっともって,新しい人生を歩んでほしいと思います。
短い間でしたが,ご声援いただきありがとうございました。
このページ終わり。以下は設定用データです。