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2008-04-16更新

平成20年大阪場所を振り返る(2)

新弟子二人,力山&寛龍

この春,荒汐部屋に入門した寛龍と力山。大阪では前相撲をとり,相撲人生の一歩を歩みはじめました。そんな二人に,初の土俵経験と新しい生活について聞いてみました。

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力山(ちからやま)

四股名もらったんすけど,ちょっとどうかな,と。というのも,「ちからやま」ってものすごくでかくて強そうじゃないですか。名前が持ってるオーラが凄いんで,こんな細い自分にはちょっと似合わない感じで。でも,ベタな鈴木山よりはよかったです。

力山大阪に行く前はギリギリまで中学校に行ってて,期末テストとか,卒業アルバムの写真撮影とか,ぜんぶ行事も遣り残したことがなくなってから乗り込みました。そんで前相撲終わったらまた東京帰って,卒業式だけ出ました。ただ,普通予行演習とかあるじゃないですか。それ出なかったんで,手順がよくわからなくて変に緊張しました。卒業証書もらいにいくとき,どこを歩いていってどのタイミングでもらうのか,とか,ヘンになってたと思います。まぁ,みんなにはようやく「お前ほんとに相撲行くのかよ」って,ようやく本気なことがわかってもらえたかな。

前相撲はやっぱり緊張しました。勝手がわからないし,相撲もボコボコにやられるし。それで2日目以降は吹っ切れて,何もかもかなぐり捨てて突っ張っていったんですけど,すっぽ抜けて吊り上げられて完敗。3日目はなんだか知らないけど負けて,まぁともかく最後に勝てたので,1勝もせずに卒業式に戻る羽目にはならずにほっとしました。全敗だけは避けたかった。なんとしても。それにしても,勝つとうれしいもんですね。ちょっと忘れられない感じになりそうです。逆に負けると,なんというかイヤな気分で,なのに,なぜか記者の人らには囲まれて,あれこれ聞いてもらって,けど,内心ぶち切れですよ。うまいこと書いてもらってましたけど。

印象的なのは,着物を着たりたたんだり,下駄履いて体育館まで行ったり,そういう初めての経験がとにかく新鮮でした。今までの普段の生活とは全然違うことばっかで。あと,本場所の土俵が随分小さく感じましたね。朝,広い会場の中,土俵だけが明るく照らされてて,そこだけ高くなってるせいもあって,稽古場の土俵よりずっと小さく感じます。帰って関取の相撲をTVで見ると,本当に同じところで相撲したのかなぁって感じです。

今はまあ,とにかく目の前のことだけしか考えられませんが,どうぞ,これからもよろしくお願いします。

荒汐より

弟子になったからといって特に変わったことはありませんよ。あの年頃の男の子ですから,普段からそんなにベタベタしてたわけじゃないですし。むしろ,小さいときから力を知ってる方のほうが,いろいろ感じて下さるようです。正座して「ただいま帰りました」と挨拶にくるところとか見ると,「あの人見知りのちっちゃい子だった力くんが。。。」とね。

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寛龍(かんりゅう)

そもそもは,小学校の時に,近所の子供相撲大会みたいなのに出て楽しかったんで,相撲が好きになったんですかね。とくに強くはなかったんですけど。

寛龍中学のときは剣道部でした。これも特に強くはなかったんですけど。身体動かすことなら何でも好きなんですかね。あ,でもゲームのほうが好きですかね。PSPでモンスターハンターとかですかね。

(赤井談:もう時間の問題っすよ。川口のゲーム中毒は増田を越えてます。休みになったら風呂も入らず着替えもせず一日中ゲームやってるって異常ですよ。増田みたいに禁止されるもの,時間の問題。)

相撲に入るのは,卒業直前に決めました。勉強嫌いなんで,もう高校は行きたくないし,でもどうしたらいいのかわからないし,なんとなく相撲がいいかなって思ったんで,先生に相談したら,インターネットで調べてくれて,この部屋を見つけてもらいました。それで見学とかして,あぁこんな感じなのかぁって,まぁそんな感じで,入りました。頑張れば自分でもできそうな感じはあったんで。

実際入ってみると,まぁこんなもんかなぁって。兄弟子に口ごたえしたらえらく怒られてびっくりしました。あぁそんなもんなんだなぁって。まだよくわかりませんが,だんだんこんな感じかって思ってます。

前相撲は,まぁ緊張はしましたけど,後味が悪いです。というのも,最初やって勝った相手は,脚骨折しちゃうし,最後の日に勝ったときも,相手に鼻血出させてしまって,なんだか会い辛くなってしまいました。

今は教習所に通う毎日ですが,学校よりいいですね。身体を動かす時間が長いんで。ただ,机にむかっての授業が稽古のあとなので,もう体力使い果たした後で,拷問のようです。

荒汐より

自分の経験からも,同期がいるっていうのは,本当にいいものだと思います。寛龍は思いのほか良い相撲のセンスをもっているので,こつこつとじっくり積み上げていけば強くなるでしょう。今は,何もかも覚えることばかりでしょうね。

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