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荒汐部屋

2010-01-15更新

早川様より:祝十両昇進!
エンさんに密着
「蒼国来関のありふれた一日」

後編

昼寝

ちゃんこを食べ終わると,自分の部屋へ。力士にとって昼寝は体を休め,そして作る大切な時間なわけですが,最近エンさんは夕方出掛ける用事が多いので,特にこの時間を大切にしているそうです。

夕方

4時頃になると,大部屋では力士たちが起きてきて,すばやく行動を開始します。何が始まるのかと思いきや,この時間は掃除。夕方のちゃんこが始まるまでの時間は,掃除と決められているらしいです。稽古場,階段,トイレ,広間と皆それぞれ持ち場があって,黙々と掃除。稽古場以外,親方の姿は一切なく,若い力士たちが自覚して行動している様子を垣間見ることが出来ます。

蒼国来 その頃エンさんは髷を結い直して,お出かけの支度。現在床山さん募集中の荒汐部屋には,定期的に他の部屋の床山さんが「出張」に来てくれるらしいのですが,それでも毎日というわけにはいかないようで,そんな時は力士同士で髷を結っているそうです。この日は,五十嵐が器用に髷を結っていました。[切実な参考記事『床山募集』蒼国来蒼国来

羽織・袴

蒼国来 「これ作ってもらったんですよ」と嬉しそうに,赤の羽織・袴を見せてくれました。この羽織,裏地には富士山の模様が入っています。

「今日はそんなに寒くないから,羽織はいいか」と部屋を出ようとしたところ,おかみさんが「羽織はどこなの?着なきゃだめよ」と指導。まだまだ初々しいお関取です。

付け人を従えて?

この日は地元の方々が開いて下さる激励会に出席。関取になると,どこへ行くにも颯爽と付け人を従えて。。。というわけではなくて,おかみさんと二人でお出かけです。普段の生活の中では,付け人がどこへでも同行するというわけではないんですね。

個室

この日は9時半頃,帰ってきたエンさん。番付発表後に入室した個室は,まだまだインテリアデザインを試行錯誤中。「個室になって,実はちょっと寂しくなっちゃったんじゃないですか?」と聞いてみると,即答「全然そんなことないっすよ」とニヤリ。おかみさんからもらったというDVD付テレビの位置決め,インターネット配線の取り付けなど,嬉しそうに悪戦苦闘していました。

おわりに

初のお関取誕生と相成った,荒汐部屋。アットホームな荒汐部屋に,相撲部屋らしい独特の緊張感が生まれてきたと同時に,随所に「エンさんというお関取らしさ」を感じた一日でもありました。大部屋から個室への入室,目上の力士に対する挨拶,風呂やちゃんこの順番,座布団の使用,羽織・袴の着用,など一つ一つが番付を意味する相撲社会。そんな伝統を踏襲し,エンさんという「お関取」に対する周囲からの配慮は当然のことながら格段に変化した。部屋の外では,連日のように行われる激励会。そんな周囲をよそに,本人は「まずは定着しないと,喜んでばかりいられませんよ」と至って冷静。一番変わっていないのは,荒汐部屋に大きな変化を生み出したエンさん本人かもしれない。

エンさんは,本当に白廻しがよく似合う力士だ。十両昇進は一時的な勢いなんかじゃない。満を持してこの瞬間を迎えたんだ‐白廻しの映える鍛え上げた体が,そう物語っているように見えた。

密着取材にも,誠実に対応してくれたエンさん,そして荒汐部屋の皆さんに心から感謝します。これからも応援していきますよ,荒汐部屋,そして蒼国来関!

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