荒汐部屋 目次

[目次を飛ばして記事へ]

連載:2015年を総括&来年への抱負(1)

あっというまに平成27年も暮れようとしております。今年の荒汐部屋は,242勝252敗37休。怪我だ病気だと,不運に付きまとわれた1年ではありましたが,終わってみればこうして皆,元気に新年を迎えようとしております。力士全員が今年の勝負を振り返り,来年への意気込みを語ります。

綿谷(8勝13敗,勝ち越し1場所)[星取表

中3になった頃はまだ高校に行くつもりでした。だけど,白鵬の優勝シーンテレビで見て,憧れて,自分もやってみたいと思って。親に相談しても「やってみたら」と言うので。

野球とか運動はずっと好きで,相撲も自分でするのが好きでした。部活じゃなくて自分で大会に出てました。小学校で団体優勝,中学では個人3位になったことがあります。それで,大相撲に行きたいって先生に相談したら,部活の顧問の教頭先生が,ネットで調べて下さって,荒汐部屋にいってみたらって紹介してくれました。それで,体験に来て,その場で入門しました。[関連記事:5月1日,綿谷クン,新弟子検査へ

(一同:体験に来たと思ったら,もう入門するって決めてる人なんて,今までいなかったヨ!)

写真入門するのに心配なことは,特になくて,強いて言えば,ものすごく人見知りするタイプなので,そのくらいです。部屋のみなさんもみんな優しいし。地方場所でいろんなところに行けるのも楽しいですね。自分に合っていると思います。

ただ予想してたのとまったく違ったのは稽古です。すごく驚きました。プロは全然違う。ぶつかるスピード,音,強さ,桁違いで,TVで見るのとも違うし,これは本当にビックリしました。今は稽古場では,ずっと四股とぶつかり稽古だけをしています。だから出稽古に行ったときは,(同じくらいの強さの相手がいるので)相撲がとれるからうれしいです。親方からは「組むな,押せ」と言われています。そういう自分の相撲を取れるように稽古してきたいです。

写真でも本場所に行くとみんな強くて驚きました。思いっきりぶちかましても,反対にこっちがもっていかれたり。本場所は最初はすごく緊張しましたけど,二場所目からは緊張しないように,あんまり相手見ないで上のほうを見て意識しないようにして,ちょっとはましになりました。

この一年は,入門して,出世披露もして――親が見に来てくれて泣いてたって聞きました――,本場所で勝ち越しもできて,相撲教習所では同期の友達もできたし,楽しかったです。来年は,序二段で勝ち越すことを目標にしたいです。

どうぞ皆さん,これからもよろしくお願いします。

写真

その2(常川,剛士,飛驒野)へ >

このページの先頭へ