荒汐部屋　大相撲

今日の一枚

ごくフツーの人間なんです。

地域のひとびとの暮らしや仕事を調べよう，というわけで，近所の小学校の3年生のみなさんが荒汐部屋にインタビューに来てくれました。

事前に聞きたいことをまとめた調査用紙にデジカメ持参と，まさに準備万端。一方こちらは，こう「学習の一環です」みたく改まれちゃうと，逆にキ，キンチョウしてしまいます。。。

どうやったら大きくなれるんですか，とか，ちゃんこはどんなものを食べるんですか，とかみたいな，おそらく準備してきたであろう質問には，日ごろから子どもと一緒に何かをする機会が多い力士たちだけあって，それきたとばかりにこやかに答えられるのですが，流れで「幕下はどうして幕下って言うんですか」とかムズカシイことを聞かれちゃうと，「幕内の下だから？そもそも幕って何？」とこっちが調べてほしい感じに。

朝5時すぎに起きて，稽古をして，どんぶりに何杯もちゃんこを食べて，昼寝して，掃除とかして，またたくさん食べて，という毎日の暮らしをみんなでこの同じ部屋で毎日やってて，自分の家には年に数回しか帰らなくて，大怪我をすることもあって，とか自分で自分を説明してると，なんだか別世界の特異な者たちって思われてるような気がしてきて，つい「でも私たち，ごくフツーの人間なんです。」と付け加えてしまいます。でもまだ伝わってないみたいだから「ちょっと前まで，みんなと同じ小学校に，同じように制服を来て通ってた人が，この部屋の力士にもいるんですよ。」と念押しすると，「えー！！」と驚きをもって，身近な存在として実感してもらえた気がしました。

これからも身近な近所のお相撲さんとして覚えておいてくださいね。

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